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保育園での連絡帳はICT化していくべきか?

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はじめに

皆さんの保育園では、連絡帳をどのようにしていますか?紙のノートに書いているのでしょうか、それともICT化していますか?

そして、連絡帳の作成にどの程度の時間を使っているのでしょうか?

私は、連絡帳のICT化は、保育業界で次世代に向けて積極的に進めていくべきだと考えています。その理由をこれから詳しくお話ししましょう。

【保育者の視点】連絡帳のICT化がもたらすメリット

まずは、私たち保育者の視点からです。連絡帳のICT化は、時間を節約することのできるツールです。

毎日の業務の中で、連絡帳の作成に時間を割く割合って案外大きいですよね。

ICT化により、その時間を他の保育業務や子どもたちとの関わりに振り向けることができるとしたら、とても魅力的だと思いませんか?

また、昨今問題になっている情報漏洩について。保育業界で友だちのノートが間違えて入っていましたといった事柄は、まぎれもなく情報漏洩です。

ICT化することで、他者に情報が見られるリスクも低減します。紙の連絡帳では、入れ間違いや、誤って情報を見られる可能性がありますが、ICT化することでそのリスクは大幅に減ります。

【保護者の視点】ICT化による利便性の向上

次に保護者の視点から見てみましょう。連絡帳がICT化されていれば、スマホやタブレットさえあれば場所や時間を問わずに記入できます。

これは、それぞれの保護者のライフスタイルに合わせて対応できるという意味でも大きなメリットです。それぞれのニーズ、例えば「書くことが苦手」「時間がない」「考えることが苦手」などに応えることが可能になります。

一昔前では、連絡帳のような紙のメディアを使った情報交換が一般的でしたが、今やLINEやメール、SNSが一般的になりました。そして、今では文章作成に苦手意識を持つ人でも、AIの力を借りて瞬時に文章を作成できます。

さらに、これから子育て世代となる人たちは、小学校のころからタブレットやパソコンに触れ、ICTが当たり前の環境で育った世代です。

このような時代背景を考えると、保育業界もデジタル化の流れから逃れることはできないでしょう。

【保育業界の課題】ICT化に伴う問題と可能性

これから保育業界が目指すべきは何でしょうか。

もちろん、園の方針や園長の考え方も大切です。しかし、全ての保護者に同じ方法を強いるのではなく、一人ひとりの働き方やニーズに対応できるかどうか、これが重要なポイントとなっていきます。

そして、保育者が子どもたちとの時間を増やすために、

何かを始めるためには何かをやめることも重要です。

以上のことを考えると、連絡帳のICT化は、これからの保育業界で重要なテーマになると思います。

一方で、ICT化によって生まれる新たな問題も考える必要があります。例えば、ICT化によって生まれた時間をどのように活用するか、保育者が子供の成長を保護者とどのように共有するかという問題です。しかしこれらの問題もまた、新たな機会と捉えることができます。

たとえば、子どもの成長を共有するための方法もたくさん登場しています。

例えば、写真の共有やドキュメンテーション、ラーニングストーリーなどを取り入れることができれば、成長の共有をしながら保育の質を上げることにもつなげることができ、新たな機会であるといえるのではないでしょうか。

最後に

今、子どもたちとの時間を大切にし、そして次世代の保育環境を見据えるためにも、連絡帳のICT化を進めていくべきだと考えています。皆さんもこの流れを一緒に考えてみませんか?