目次
デジタルタトゥーって何?
「デジタルタトゥー」という言葉を聞いたことがありますか?
これは、インターネットに一度でも公開した情報が、消すのがとても難しいという点で「タトゥー」に似ていることから名づけられました。
たとえば、SNSに投稿した写真やコメント、ブログの記事などが該当します。
たとえ削除しても、コピーが残っていたり、他のサイトに転載されていたりするため、完全に消すのはとても難しいです。
普段何気なく使っているインターネットですが、このようなリスクがあることを覚えておきましょう。
デジタルタトゥーの危険性
ここでは、デジタルタトゥーが私たちの生活にどのような影響を与えるのか、具体的に説明します。
将来のトラブル
過去にSNSに投稿した内容が、就職活動や進学時に採用担当者や学校関係者にチェックされることがあります。
もしその内容が不適切だった場合、採用や入学に影響が出ることもあります。
個人情報の流出
SNSやブログに投稿した写真やコメントには、意外な個人情報が含まれていることがあります。
たとえば、旅行先の写真や友人との会話などが、広く共有されるとプライバシーが侵害されるリスクが高まります。
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悪用されるリスク
デジタルタトゥーが悪意のある人々に利用されることもあります。
過去に投稿した情報が、詐欺やストーキングなどの犯罪に使われるケースもあります。
特にSNSでの公開範囲設定が不十分だと、誰でも簡単にアクセスできる危険性があります。
デジタルタトゥーを避けるためにできること
デジタルタトゥーが残るリスクを理解したら、次に大切なのはそのリスクをどう避けるかです。日常生活でできる簡単な対策を紹介します。
投稿前に考える
何かをインターネットに投稿する前に、「この情報は本当に公開しても大丈夫か?」、「将来この投稿が見られても問題ないか?」と一度考えてみましょう。
この短い時間が、後の大きなトラブルを防ぐことにつながります。
プライバシー設定を見直す
SNSを使う際は、プライバシー設定をしっかり確認しましょう。
過去の投稿も含め、誰が見られるかを制限する機能がついていることが多いです。
家族や友人だけに公開するなど、情報が広がりすぎないようにしましょう。
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ネット上の情報を管理する
一度公開した情報を完全に消すのは難しいですが、リスクを減らすために、定期的に自分の情報をチェックし、不要な投稿を削除しましょう。
検索エンジンで自分の名前を検索し、どんな情報が出てくるか確認するのも効果的です。
デジタルタトゥーが残った場合の対処法
もしデジタルタトゥーが残ってしまった場合、どうすればよいのでしょうか?
完全に消すのは難しいですが、被害を最小限に抑えるための方法があります。
対応策を考える
まず、問題が発覚した場合にどう対処するかを考えましょう。
過去の投稿を削除するだけでなく、なぜそれが問題なのかを考えて対処方法を検討しましょう。公開範囲を変更したり、謝罪や説明を投稿することで影響を和らげることもできます。
削除の方法
自分で削除できる情報はすぐに削除しましょう。
もし削除できない場合は、サービス運営者に削除依頼をするか、専門家に相談するのも一つの手です。
特に、誹謗中傷や個人情報の漏洩が絡む場合は、法的手続きを検討することもできます。
総務省のサイトではインターネット上の書き込みなどに関する相談・通報窓口の案内もされています。ぜひ参考にしてみてください。
【参考情報】
まとめ
デジタルタトゥーとは、一度インターネットに公開した情報が消えにくいことを指します。このリスクを避けるためには、インターネットに情報を公開する際に慎重な行動が必要です。
投稿前に内容をよく考え、プライバシー設定を適切に行い、定期的に自分の情報を管理しましょう。
万が一、デジタルタトゥーが残ってしまった場合は、速やかに対処することが大切です。